ご無沙汰してます。
引越しやら出張やら老いた両親との同居開始やらで何かと忙しくて・・・
久々のアップです。
先日の夜TVを見ていたら群馬県の防災ヘリ「はるな」の一年忌なるニュースが流れていました。
去年の夏に原因不明の墜落事故を起こしてクルー全員9人もの犠牲者が出てしまった群馬県の防災ヘリコプターの事です。
実は、自分が沢で遭難したときにお世話になったのが、この「はるな」だったのです。
いてもたってもいられず友人を誘って献花に行ってきました。
実はこの友人、カッキーと言う山仲間なんですが、こいつも谷川岳の一ノ倉沢で落っこちて「はるな」のお世話になっているのです。
で、どおせ行くなら自転車で行こうという事にしました。
皆さんのおかげで今でも元気いっぱいに生かさせていただいてます。って報告する意味も込めてね。
自転車乗るのも久しぶりなんですが、ザックにお花を仕込んで中年男二人で出発です。
目的地は群馬へリポート。
自宅からわずか30Kmで、すぐ近所なんですけどね。
そんなわけで二時間もかからず到着。
ちょっと不謹慎かなとも思いましたが写真を撮らせていただきました。
献花台には沢山の写真が飾られていて、それを見ていると自分が遭難した時の記憶が鮮明によみがえってきました。
中でもこの写真↓
足の骨が折れて歩く事ができず、ゴルジュの谷底でひたすら痛みに耐えながら救助を待っているときに、突然爆音が聞こえて空を見上げたときに見えたのがこのヘリコプターのお腹でした。
生涯忘れる事のできない映像なのですが、もちろん当時は写真を撮る余裕なんてあるわけもなく、頭の中に残っていただけの映像なんですけど、献花台の横でこの写真を見つけた時、
「ああ・・・まさにこの映像だ」
さまざまな思いと記憶が一気に頭の中を駆け巡り、ちょっと泣きそうになってしまいました。
この思いはたぶん経験した人じゃないと分からないと思います。
献花を終えると、やっとお礼を言う事ができたって気持ちになりました。
行ってよかったです。
クルーの皆さん安らかにお眠りください。
あなたたちは俺にとって永遠のヒーローです。