毎度毎度長野県に集結していたグダグダ山スキー軍団も、今回は行き先がバラバラ。
岐阜、長野、新潟と分かれました。
で、俺はというと、もちろん新潟に参加です。
だって家から近いんだもの。
という事で。平標から西ゼンに滑り込んできました。
面子はタクちゃん、オキさん、そして俺の3人
俺以外の二人は超ベテランスキーヤー
卓ちゃんは某大学のスキー部出身だし、オキさんは元国体選手で今でも現役の競技スキーヤー。
実力の差が激しすぎるんで「おてやわらかに~」って感じだね。
さて、まずは土樽の高速道路下に集合して車一台をデポ。
別の車で三国小学校の横に移動してヤカイ沢ぞいにハイクアップを開始します。
朝のうちは雪がちらついていて関越道もチェーン規制がかかっていたので、ひょっとするとラストパウダーが食えるかもね。などと期待して登り始めます。
曇り空だった空もすぐに青空に変わってきたんだけど、尾根付近だけガスが取れません。
ま、そのうち取れるでしょって期待してどんどん登ります。
前回の乙妻では二日酔いで酷い目にあったので、今回は晩酌を控えめにしました。
なので、体調も気分もスッキリバッチリ!
「尾根に上がるといつもガリガリなんだよな」とタクちゃんに言われたので、樹林の中でクトーを付けたんだけど尾根上もうっすら新雪が積もっていて快適に頂上まで歩けました。
この時点で、頂上はガスがとれて晴れてたんだけど、肝心の西ゼンは濃いガスの中。
覗き込んでみても地形が全く分からない状態。
時間はまだ11時だったので「時間あるからのんびり待ちましょうよ。」という事になりランチタイムとした。
後から登ってきた3人組の若い人たちも西ゼン狙いらしく、同じく待機を始める。
で、待つこと約1時間で急速にガスが取れてきました。
山の天気は変わりやすいっていうけどホントだね~
いそいで滑降準備をして3にんして滑り込みます。
雪質はパウダーなんだけど、俺にはやや重過ぎるパウダー。
ファーストトラックは俺がいただいちゃいましたが、重すぎて持て余し気味です。
なので、すぐにベテラン二人に追い越されちゃいます。
タクちゃんは相変らずビュンビュンぶっ飛ばします。
見てるだけだと重さなんて感じさせない軽やかな滑り。
オキさんはさすが国体選手。俺より4歳も上なのに安定したいぶし銀の滑り。
第二スラブの中ほどにも行かないうちに先ほどの若い3人Pも雄叫びをあげながら滑り込んできました。
3人とも凄く上手。
さすがにこんなところを滑りに来る人は下手糞はいないね。
このバーンにいる中では俺が一番ヘタってかんじ。
で、大人のオキさん、「どうぞどうぞお先に行っちゃってください~」と、若い3人組みに先を譲ります。
でも、これには深~い理由があるんだよね~
ノド手前から頂上方向
この先がノド(第一スラブと第二スラブの中間ね)
ノドを通り過ぎて第一スラブに突入すると、不思議なことに重かったパウダーがフワフワに変わってしまいました。
吹き溜まったドライパウダーなので、底付きも無し!
3月下旬の新潟ではありえないコンディションでした。
今シーズンのラストパウダーラン。
堪能させていただきました。
さて、最高のパウダーも標高を落とすごとに重たくなってきます。
ダイコンオロシ沢まで下ると、そこはもはや重雪地獄。
しかも厚さ40センチの激重雪。
ここから先はだらだら勾配になっちゃうので、普通はウンザリするほどの下りラッセルを強いられるのです。
普通はね・・・・
しかし!
先ほどパウダーランを若い3人組に譲った代償として、我々は先行3人の下りトレースを使ってラッセルの無い楽々下山を手に入れていたのでした。
さすが長老オキさん。
年の功だね~
というわけで、労せずして土樽の車デポ地まで無事に下山したのでした。
めでたしめでたし。
PS:若い三人衆、下りラッセルありがとう~。しかし、あんたら強いね~。ぜんぜん追いつけなかったわ。