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Channel: へべれけ登山隊のブログ
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黒部 平の小屋

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恒例の小屋開けのお手伝いに行ってきました。
場所は黒四ダムの湖畔にある平の小屋。
いつ行っても、とても素晴らしいところです。
行くだけで心が洗われる気がします。
とてもいい気分なので、皆、朝から飲んじゃいます。
 
まずは扇沢でプシュ
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荷下ろし歩荷が終わったら紙パックの安酒をグビリ
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つられてプシュ
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こっちもプシュ
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プシュプシュ
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一仕事終わったら、またまたプシュ
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黒部湖を眺めながらプシュ
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晩御飯でプシュ
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真面目な俺は飲まずにお料理
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翌日も飲まずに真面目にお料理
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いや~良く働きました。みんなお疲れさん。
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最後はいつも通りのグダグダ・・・・
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※みんなほんとに良く飲むけど、仕事は完璧にこなすんですよ~。
 
今回俺がやった仕事内容は
荷下ろしボッカ
荷上げボッカ(一度に運ぶ荷物の重さは推定50㎏)
冬用窓枠の取り外し
煙突取り付け
水源地の土木工事
水道メーター器の修理
部屋の掃除機がけ
食料調達の釣り
イワナのお刺身造り×4匹
ニジマスのから揚げつくり×2匹
 
頂いた報酬は缶ビール飲み放題と美味しい食事でした♪
 
 

一つテンヤ真鯛

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さいきん海釣りにハマっていて、
今回は、一つテンヤ真鯛という新ジャンルの釣りに行ってきました。
乗り込んだのは那珂湊のかもめ丸という船。
あいにく天候は雨。潮も濁ってるし動いていない感じ。おまけに底の方の水温が8度と低く、お魚は激渋状態で、あまり釣れませんでしたが・・・・
 
この釣り、おもしろいわ!
大流行なのが理解できた。
 
どんな釣り方かというと、エサを使うルアー釣りって良く言われてるけど、俺の感覚的には渓流のミャク釣に近い感じ。
幹糸はPEの0.8号で、リーダーはフロロの2.5号という細すぎ~って程のライトなタックル。
これで、5キロとか8キロとかの大鯛を狙うという変態っぽい釣りなのであ~る。
 
アタリは渓流魚のアタリそのもので、モゾモゾとかチョンチョンというわずかな魚信を感じながら釣っていくというものなので、まんま渓流のヤマメ釣りなのだが、普通の船釣りみたいに40号とか60号とかのでっかいオモリを使わないので、魚がかかった時のダイレクト感はルアー釣りその。
 
久しぶりに釣りで興奮しました。
 
で、釣果はというと、本命の真鯛は釣れず、フグ、ホウボウ、ハナダイ、アイナメでした。写真に写っているヒラメは船宿の女将に貰ったもの。(いまだにヒラメは釣った事無し!)
 
それにしても、この一つテンヤ、マジおもしろい。
 
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ハナダイ、ヒラメ、ホウボウのお刺身。
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アイナメと刺身で出たアラはマース煮にしちゃいました。旨し!
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香港

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20数年ぶりに香港に行ってきました。
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以前のように、庶民の活気満ち溢れた、これぞ東南アジアの中心!という雰囲気は無くなっていて、近代的で刺激の少ない街になっていました。
薄汚くて超美味しい屋台は全然無いし、夜の道端に立つおねえさんも少ししかいないし、公共の場所はほとんど禁煙だし、物価は日本より高いし・・・・・・
ちなみにタバコ1箱@800円弱・・・・
 
いつものように陸っぱりで釣りをしてみたけど、釣れたのはこれ一匹
 
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それでも食いもんは昔と変わらず美味かった♪
 
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大潮

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台風一過。
たいてい、台風が通り過ぎた直後ってえのは色々と仕事が増えちゃって土曜も日曜も無くなっちゃう事が多いのだが、今回の肩すかしのような台風。風も吹かなけりゃ雨も降らなかった・・・
そんなわけで、なんの予定も組めなかった週末が急に休みになってしまった。
さて、どうしようかと考えたのだが、潮見表を見てみると、なんと、大潮ではないか!
これならド素人の俺でも少しは釣れるかも?と思い、急遽大洗の昭栄丸という一つテンヤ船に乗り込むことにした。
狙いはもちろんマダイ。
前回はマダイは0匹。外道にアイナメとハナダイ、ホウボウを各1匹づつという散々な結果だったので、やる気満々で乗り込んだわけなのだが、結果はというと、なんと爆釣だった。あまりにも良く釣れたので、写真は下の一枚だけしか撮らなかった。
 
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ふつう、一つテンヤでは冷凍エビをエサにするのだが、今回乗り込んだ昭栄丸は生きたエビが支給されるのだ。しかもけっこうでっかいエビ。
 
天気は薄曇り。海はべた凪。風は無し。しかも大潮。絶好の釣り日和だった。
 
ポイント到着後「ハイやって良いよ~。棚は15mから18m~」と船長のアナウンス。
エビの尻尾を噛みち切り3号のテンヤに刺す。
10mまではフリーフォール。そこから下はゆっくり探りながら落としていくと、不自然にラインが弛んだ。一等目から超微妙なアタリをとらえることができた。んで、思いっきりバカアワセをくれてやると、ガツン!
がっちり針掛かりした感じ。すぐにゴンゴンゴンという強い引き込み。
1kgちょうどに合せたドラグがツツーっと出て行くが、それほど大物じゃない感じ。強引にリールを巻き上げると、上がってきたのは1キロほどのハナダイだった。本命の真鯛ではなかったが嬉しい一匹だった。
 
前回も書いたが、一つテンヤ釣りは本当に面白い。小っちゃいおもりで、渓流のヤマメのような小っちゃいアタリを感じながら、馬鹿みたいな大アワセで掛ける。その後の刺激的なやり取りはまさに魚の大様って感じで、実にスリリングなのだ。
 
その後も順調に釣果は伸びて行って、最終的には36匹だった。
クーラーが満タンになったのも初めて。
マダイ1割、ハナダイ9割。サイズは25㎝から38㎝。期待の超大物は無しという結果だったが、漸く海で良い釣りができた。
ちなみに料理しちゃうとマダイとハナダイの違いは判らない。どっちも超美味しいのだ。
 
俺の家族だけでは、とても食いきれない量が釣れたので、帰宅後、近所と友人知人におすそ分けで配って歩いたのだが、やはりタイという魚は高級ブランドらしく、もらった人の反応が一味違っていて、みんな大喜びで貰ってくれた。
どの家もイワシとかアジとかをおすそ分けした時と明らかに喜び方が違うのだ。
うちの家内も、メバルとかアジの時は「生臭い~」なんて言ってたのに、今回は嬉しそうに笑いながらマダイのカルパッチョなど作っていた・・・・
 
やはり、どうせ釣るならタイとかヒラメとかの高級魚だな。船代も同じだし・・・・
 
<一つテンヤ愛好者へ昭栄丸の情報>
昭栄丸の船長はタイへのこだわりが強いらしく、タイのポイント以外は流さない。なので、外道のヒラメ、ソイ、アイナメなどは誰も釣れていない。
ネットのHPなどで積極的に船のアピールをしていないが大人気を維持できる実力船のようだ。今回も満員だった。
棚は底ベタよりも中層の鯛を狙う事が多く、テンヤは3号と4号しか使わなかった。
水深40mでも20m前後を釣らせる事が多かった。
中乗りはいなかった。
釣り座は早いもの勝ちなので、集合時間ギリギリだと選択の自由は無い。
エサは良いサイズの生きエビ。今回は40匹近く貰った。
無くなると死んだエビが支給される。(明らかに釣果は落ちる。)
氷は下船後の配給なので、これからの時期は氷持参が良いかも。
 
 

微妙な天気予報

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盆前でクソ忙しい仕事はキリが付いたのだが・・・・
お盆休みを含め、休日のたびに微妙な天気予報が出ていて、なんだか積極的に山や沢に行こうという気になれないでいる。
この週末も、またしても微妙な予報だったのだが、単独日帰り予定で近所の沢に行くことにした。
現場到着が10時と遅くなってしまった事もあり、なんとなくテンションが上がらなかったのだが、一応入渓してみた。
が、しかし・・・小一時間ほど遡行したところで、ピカッ!ゴロゴロ~・・・・
昼前だというのに雷鳴が聞こえてきやがった。
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TVでも盛んに豪雨の報道がなされているが、うちの方でも、このところの雨の降り方は尋常じゃない。
今いる場所はゴルジュの中。急に増水されたら、たまったもんじゃない。
という事で逃げるように退却となった。
 
で、そんなわけで、当然ながら、欲求不満が治まらない。
帰宅して、「さてどうしようか・・」と考えていると、「釣りでも行ってくればあ?」と家内が言う。
 
という事で、またしても翌日の釣り舟を予約してしまった。
 
んで、こっちは期待を裏切らず楽しませてくれた♪
 
予算1万円での収穫。1kg前後の型揃いを16匹。
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もちろん夕飯は鯛ずくし。
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お刺身は湯引きにしてみた。旨し!
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これは鯛の白子。トロ~ンとしてて激ウマ。
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こっちは卵の甘辛煮。
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それにしても、このブログ・・・
すっかり本格的釣りブログだな。
 
そろそろ山に行かねば・・・・・・
 

白毛門沢

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本格的登山隊などと銘打っておきながら、最近ぜんぜん山登りをしていなかった。
最後の山登りは残雪の富士山が最後。
かれこれ3ヶ月前の事である。
そんなわけで、体はなまりになまりきっていて、メタボ腹はぶよんぶよんな状態であった。
これではいかん!と思ってはいたのだが、週末のたびに微妙な天気予報が続き、ついつい釣りなんぞにうつつをぬかしてしまう事が続いていたのだ。
んで、今回も微妙な天気予報だったのだが、ま、半日勝負の白毛門沢くらいなら降られてもどうって事はないので行くことにしたのだ。
7時に現地着。予想はしていたが霧雨が降っていた。
まあ、予報通りなんで驚くことはないのだが、やはりテンションは下げ下げであった。
下げ下げテンションながらいちおう登り始める。
俺の他にも団体さんの4パーティーほどが登っていたが、みなきちんとヘルメットを被りハーネス締めて大量のガチャをぶら下げて登っていた。
俺はというと、完全なる丸腰。だって危険箇所なんて無いんだもの・・・
 
いちおうすべての先行Pを追い抜いてガシガシ登ったのだが、やはりひどい運動不足だったので体が重い。
というか物理的に重くなっているので当然なのである。
それでも久しぶりの沢登りなので気持ちが高揚していて実にいい気分であった。
特に源頭近くのスラブ登攀は非常に楽しく感じた。
簡単な登攀が意外と長く続くので気持ちがいいところだ。
 
遡行開始からちょうど4時間。11時に頂上に達した。
ガイド本の遡行時間より30分速いタイムで登れたが、足はヨレヨレになっていて下りの登山道はえらくしんどかった。
 
冬に向けて少し真面目に山足を付けねば・・・・
 
鼻毛の滝 やや水量多めだけど全然問題なし。
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核心部の滝 名前はわすれちゃった。右岸から巻きました。
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途中で見つけたキノコ これ食えるんだよ。
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ほたか

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久しぶりに山登りに行ってきた。
行先はほたか。ほたかと言っても穂高じゃなくて武尊。
俺んちから登山口まで、片道1時間半で行けちゃう地元の山のなのだ。
6時30分に川場野営場という所から登って、12時30分には下山できちゃうという、まあ半日勝負のお手軽山登りなんだけど、それなりに景色も良いし、コース途中にはちょっとした鎖場なんかもあってそこそこ楽しめるのである。
 
今回みたいに素直に全線登山道を歩くという山登りはえらい久しぶりだったのだが、ちょっと驚いたことが色々あったので報告しておこう。
 
驚いた事その1
ヘルメットを持ってる人が沢山いた。
先日の御嶽の影響なのかしれないが、どう見ても普通のハイカーの人たちが真新しいヘルメットをザックに取り付けて歩いていた。
俺の知る限り、この山に落石や滑落などの危険個所は無いんだけどね。
 
驚いた事その2
登山客の大半は女性を同伴していた。しかも20代とおぼしき若いやつが意外と多かった。
 
驚いた事その3
例のこっ恥ずかしいヘベTを着て行ったのだが、二人の人から声を掛けられた。
そのうちの一人は関西から来られた女性で、「あら!そのTシャツ・・・・・・。カッキーさんとかモトPさんとかとお仲間でHP書いてらっしゃる人ですよね?云々・・・」という感じで、まあ、俺の仲間たちの事まで良~く知っていたのにはビックリ!
俺とかカッキーのブログなんて、身内以外が読んでも、ちっとも面白くないだろうから、おそらくケモのファンなんだろうな。
死してもなお登山者たちに影響を与えているケモ・・・けっこう凄いやつだ。
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初心者の創意工夫は単なる悪あがき

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写真は先週の釣果
 
最近は釣りにはまっています。
釣りといってもイワナじゃなくて海の船釣り。
自分で言うのもなんですが、イワナに関しては俺って相当な手練れを自負していますが、海の船釣りに関してはド素人なのよ。
そんなわけで、乗合船の中では、いつも俺が一番釣れてないみたい・・・・
で、それがもう、悔しくて悔しくて、なんで釣れないのか毎日毎日、あ~でもない、こ~でもないと色々考えて試行錯誤してるんだけど、それがまた、逆にえらく楽しいんだよね。
実は昨日も釣りに行っちゃったんだけど、そりゃあもう色々と作戦を立てて行ったわけよ。
生き餌のイワシとエビを入れておくポータブル生簀を自作したり、仕掛の太さを変えたりエダスのピッチや長さを色々変えてみたり、蛍光チューブを付けてみたりと、ま~あ、自分で出来る創意工夫は精一杯やったつもりなんだけど・・・・
いざ船に乗り込むと、毎週のようにやってくるド素人の俺を見つけた中乗りの女将が、「あなた、ここの釣り座にしなさい。ここで色々教えてあげるから。」と、操舵室の真横に無理やり座らされてしまったのだ。しかも俺の両隣りにはだれも座らせないのだ。つまり、俺に3人分の席を事由に使って良いというのである。なんでそんな大サービス?と思ったのだが、よく考えたらサービスではないのだ。
察するに、棚合わせが下手くそなのが原因で毎回毎回となりの人とオマツリしているオマツリ常習犯の俺を隔離管理するのが目的らしい。ようするに他のお客への迷惑防止なのだろう。
ま、ちと悔しいが、これでオマツリを気にしないで悠々と釣りができるし、船長と中乗りから色々教えてもらえるので良しとしよう。
出港して間もなく、餌とするカタクチイワシのサビキ釣りとなった。船宿特製のサビキ仕掛けで釣るのだが、この仕掛け、針がいっぱい付いてて、イワシの群れの中に仕掛けを下すと全ての針にイワシが付いてきて、それはもういい気分なのだが、手返しが下手な俺は針が多すぎるのがかえって仇となってしまうのである。イワシは次の漁場で大きい魚を釣るためのエサとするわけなので、弱らせないように、速やかに、しかも丁寧に針から外さなければならないのだが、一度に10数匹のイワシがぶら下っているので、俺的にはややパニックなのである。仕掛けはごちゃごちゃに絡まっちゃうし、パニック状態でイワシを無理やり針から外すので、ウロコはほとんど剥がれちゃうし、口がとれちゃったり、酷いのはイワシの首がポキっと折れちゃったりして、釣り上げたイワシの半数近くがすぐに死んでしまうという苦い経験を、前回来た時にしていたのである。
で、1週間かけて考え出した対策は、仕掛けを半分の長さに切ってしまうという作戦。一度に釣れる数は半分になってしまうが、短時間に針を外せるのでイワシが弱らないし、不器用な俺でもパニックに陥り難いのである。
で、この作戦は大正解♪ イワシの群れの棚が浅かった事も幸いして、結果的に他のお客より沢山のイワシを確保できた。その数、推定80匹。で、そのイワシを例の自作ポータブル生簀に泳がせると、どれも元気に泳いでいた。
と、ここまでは良かったのだが、漁場を移動して本命の根魚を釣り始めると・・・・釣れない。他のお客は釣れてるのに俺だけ釣れない。先週もそうだったが、なぜか俺だけ釣れないのだ。他のお客はメバル、アイナメ、マゾイ、サゴシ、ホウボウ、カサゴ、アジ等を次々と釣り上げている。先週などは禁漁期のはずのヒラメだって俺以外は2枚くらいづつ釣りあげていたのだ。
なんでじゃ~!と悔しい思いをしたので、今回は仕掛けのレシピを色々と変えて7種類も作ってきたのだ。
当然ながら、作った仕掛けで一番上出来と思われるものから使ってみたのだが、それで釣れたのは40㎝のアイナメ1匹だけ。その後はぜんぜんアタリ無し。
で、色々な仕掛けを次々と変えて行ったのだが、やっぱり釣れない・・・・
それを見ていた中乗り女将、「あなたねえ、ちょっと考え過ぎで、色々な事やりすぎるのよ。仕掛けはシンプルが一番。それに仕掛けは海に沈めとかないと釣れるわけないでしょ。」と、きつい一言。
考えてみれば当然なのである。仕掛けを海に沈めておかなけりゃ釣れるわけがない。それに他の人は皆、シンプルな標準的な仕掛けを使っている。俺も先週までは標準的なものを使っていたのだが、腕の悪さを仕掛けでカバーしようという姑息な考えで、色々と変則技的な仕掛けを作っていたのである。
エクセルを使ってラインの太さと強度の早見表を作り、CADを使って長さ、ピッチ、エダスの本数等を考慮した完璧な設計図面を描き、その図面を基に、糸の長さはきちんとメジャーで図りながら完璧に図面通りに仕上げていくという、涙ぐましい努力を毎晩していたのだが・・・・
すべて姑息な変化球勝負的考えのもとにやっていたものなのである。
女将のきつい一言で我に返った俺は、1本だけ作ってあった標準的シンプル仕掛けに変えた。
結果、マゾイ1匹と赤メバル1匹を追加する事が出来た。
ここ数回の釣行で学習できた事
① 初心者は悪あがきをしても無駄である。
②  仕掛けは工夫せず、素直に船宿の仕掛けを使うほうが良い。
③ 道具も大切だが、腕の方を先に磨くべきである。
④ 色々な船に乗らずに、同じ船で修行したほうが勉強になる。
⑤ 釣り舟は予約がなかなかできない人気の船を選んだ方が良い。
⑥ なぜ釣れないのかが判る時は、一人前になった時。

ワンデイ源流リゾート 独り占め~

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久しぶりに一人で源流に行ってきました。
仕事が忙しい事もありますが、最近ちょっと海釣りにハマってたりして、体がなまっちゃってなまっちゃって・・・
これでは益々メタボに拍車が掛かっちゃうので、少し体を動かさないとなあ、なんて考えていたのですが、
かといって、なんとなくハードな山登りもしたくないので、リハビリかたがた、沢登りチックな沢へ行くことにしました。
 
ザックにガチャ少々と30mロープを詰め込んで谷を150m駆け下ります。
沢を渡渉して、対岸の尾根に登り返したら、しばらくは藪漕ぎの下降。最後は2ピッチの懸垂下降で目的の沢に到着です。
この場所は純真無垢なイワナが沢山いる沢なので秘密にしますが、いつ行っても良い沢です。
 
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花の時期はそろそろ終了かなと思っていましたが、まだまだ沢山咲いていました。ツツジでしょうか?サツキ?
花にはあまり興味が無いので名前はわかりませんが、きれいですねえ。
 
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缶ビールを1本飲んだら、さっそく釣りの準備を開始します。
久しぶりにルアーの登場です。
タックルは4フィートの超短い硬めのウルトラライトのロッドに、シマノバイオマスター1000 ラインは蛍光色の4LBです。ルアーは3.5gの赤金スプーンをチョイス。フックはもちろんバーブレス。
とても万人向けの道具ではありませんが、長年の源流釣りの経験からたどり着いたスペシャル仕様です。
 
最近この沢に人の入った形跡は無し。足跡も踏まれて折れた草も、ゴミも全然なし。
水量、気温も申し分なし。
で、本日、この沢にいるのは俺だけ。
イワナが釣れる条件は全て満たされていました。
 
まずは日当たりの良い瀬から流してみる事にします。活性が高い時は大きいのは瀬に入っているんだよね~
しかし、チェイスしてくるのは20センチに満たないちっこいのだけでした。
次に大きい石ころの裏側のたるみにピンポイントキャスト。
着水と同時に食いました。久しぶりに感じるイワナの手ごたえがたまりません。
上がってきたのは9寸の食べごろサイズ。
一匹目なので記念写真を撮ってリリースです。
 
最初の1匹。9寸。うまそうな食べごろでしょ。
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その後も、いつも通りに8寸から1尺までのイワナが楽しませてくれました。
滝下の大きめの釜は。相変わらず釣り堀状態。1キャスト1ヒットで釣れてきます。
でも、もちろん全部リリースします。
リリースは全てノータッチリリース。
どうやるかというと、足元まで引き寄せたら一瞬ラインのテンションを抜きます。バーブレスフックならこれだけで針が外れます。これで外れなかった場合は魚の体には直接触らないで、フックをつかんでクルッと返してやれば100%外れます。
リリースするなら魚にダメージを残さないようにしないと意味がないからね。
直接魚に触らないから手も生臭くならないし一石二鳥だね。
 
3時間ほど釣りを楽しんで、気が付けば10時でした。朝5時から行動してるのでお腹がすいてきました。
すぐに焼ける7寸ほどのを2匹キープして焚火を起こします。焼いて食うならこのサイズが一番おいしいと思うね。
すぐに焼けるといっても1時間ほどかけてじっくり焼きます。あわてる旅ではないので1本だけ持ってきた菊水のふなくちをチビチビやりながら焚火を楽しみます。
イワナは強火の遠火。わざと煙に燻したりしながら綺麗な薄い飴色になるように焼きます。こうすると燻製みたいな香りがついて美味しいんだよね。
余分な水分が滴り落ちなくなったら、少し火から遠ざけて、さらに15分ほど乾燥させるように焼けば完成。
最初はヒレをむしり取って食べます。パリパリしていて酒の肴には最高。
しかる後に一気にむしゃぶりつきます。このサイズなら骨も一緒に食べちゃってOK。
予定通り、非常に美味しく仕上がっていました~♪
これが食べられるのは源流釣り師の特権。最高の贅沢だね。
 
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さて、優雅なワンデイ源流リゾート充分堪能したので、気持ちを沢登りモードに切り替えます。
今日はいつもと違うルートで帰る事にします。
藪を漕いで標高で200mほど登ります。鞍部を越えたらハーネス装着。懸垂下降でサクサクっと反対側の谷を下降します。
となりの沢についたら30分ほど上流へ進んで右岸から出合う枝沢を登ります。いつか登ってみようと前から目を付けていた枝沢なんだけど、遡行していくとイワナの種沢らしく、メダカみたいな小さなイワナが沢山泳いでいました。しばらくガレを登り右ドッグレッグを過ぎると、まさかの立派な滝の登場!
写真じゃわかりにくいけど、3段20mくらいでした。
一段目は簡単。2段目もそれほど難しくはなさそうなんだけど、シャワーでびしょびしょになりそう。
濡れるのも嫌だし、落ちれば痛いじゃすまなそうな高さもあるし、今日は単独だし~
と、言い訳して、戻って巻くことにしました。
この滝は、もうちょっと暖かくなったら登ってみよう。
 
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滝を超えれば、間もなくで林道に復帰する予定だったんだけど、意外と登り応えがありました。と言っても標高差で200m。
午後3時に車に戻って本日の予定は終了~
温泉入って帰宅しました。
 
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久しぶりに本気の源流釣りだったので楽しかった。
やっぱり釣りは単独が良いね。
 
累積標高差1260m
移動距離8.2km
 
※ どこの沢か気が付いちゃった人もいると思います。
確かにイワナは沢山いるけど、初心者にはとても危険な沢です。今回も懸垂下降2回、人工登攀2回など、けっこうロープを使ってます。安易に入渓しない方が良いですよ~

富士山で滑り納め

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滑り納めで富士山に行ってきました。
メンバーは
関東組:カッキー隊長ひきいる悪乗り軍団5名。
関西組:ヒラベ隊長ひきいるテレマーク隊とフナッキーの3名
関西組②:世界の山ちゃん夫婦+1名=3名
合計11名という大所帯。
 
プランは富士宮から登って剣ヶ峰からオカマの底まで一気にダイブしようという狙いです。
良く知らなかったのですが、剣ヶ峰から釜の底へ直接ダイブというのは、よほど条件が良くないとできないプランらしいのですが、今回は運良くすべての条件がバッチリ。
雪はしっかり繋がってるし、雪質は最高の乾燥ザラメ。お天気も最高で、休息中以外はTシャツ・半ズボンで一日通せちゃったほど。
お釜へのダイブは、けっこう斜度があるんですけど、ぜんぜん恐怖を感じさせないブッ飛ばしステージでした。
もちろん富士山南面の巨大バーンも全線が最高の乾燥ザラメ。しかも他のパーティーとのバッティングは一切なしの貸切状態。思う存分かっ飛ばしてきました。
 
今年の山スキーはグダグダ宴会系ばっかりだったのですが、最後の最後にガッツリ良い滑りができました。
同行のみなさん、ありがとう。
来シーズンもよろしく~
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黒部 平の小屋

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恒例の小屋開けのお手伝いに行ってきました。
場所は黒四ダムの湖畔にある平の小屋。
いつ行っても、とても素晴らしいところです。
行くだけで心が洗われる気がします。
とてもいい気分なので、皆、朝から飲んじゃいます。
 
まずは扇沢でプシュ
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荷下ろし歩荷が終わったら紙パックの安酒をグビリ
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つられてプシュ
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こっちもプシュ
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プシュプシュ
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一仕事終わったら、またまたプシュ
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黒部湖を眺めながらプシュ
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晩御飯でプシュ
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真面目な俺は飲まずにお料理
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翌日も飲まずに真面目にお料理
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いや~良く働きました。みんなお疲れさん。
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最後はいつも通りのグダグダ・・・・
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※みんなほんとに良く飲むけど、仕事は完璧にこなすんですよ~。
 
今回俺がやった仕事内容は
荷下ろしボッカ
荷上げボッカ(一度に運ぶ荷物の重さは推定50㎏)
冬用窓枠の取り外し
煙突取り付け
水源地の土木工事
水道メーター器の修理
部屋の掃除機がけ
食料調達の釣り
イワナのお刺身造り×4匹
ニジマスのから揚げつくり×2匹
 
頂いた報酬は缶ビール飲み放題と美味しい食事でした♪
 
 

一つテンヤ真鯛

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さいきん海釣りにハマっていて、
今回は、一つテンヤ真鯛という新ジャンルの釣りに行ってきました。
乗り込んだのは那珂湊のかもめ丸という船。
あいにく天候は雨。潮も濁ってるし動いていない感じ。おまけに底の方の水温が8度と低く、お魚は激渋状態で、あまり釣れませんでしたが・・・・
 
この釣り、おもしろいわ!
大流行なのが理解できた。
 
どんな釣り方かというと、エサを使うルアー釣りって良く言われてるけど、俺の感覚的には渓流のミャク釣に近い感じ。
幹糸はPEの0.8号で、リーダーはフロロの2.5号という細すぎ~って程のライトなタックル。
これで、5キロとか8キロとかの大鯛を狙うという変態っぽい釣りなのであ~る。
 
アタリは渓流魚のアタリそのもので、モゾモゾとかチョンチョンというわずかな魚信を感じながら釣っていくというものなので、まんま渓流のヤマメ釣りなのだが、普通の船釣りみたいに40号とか60号とかのでっかいオモリを使わないので、魚がかかった時のダイレクト感はルアー釣りその。
 
久しぶりに釣りで興奮しました。
 
で、釣果はというと、本命の真鯛は釣れず、フグ、ホウボウ、ハナダイ、アイナメでした。写真に写っているヒラメは船宿の女将に貰ったもの。(いまだにヒラメは釣った事無し!)
 
それにしても、この一つテンヤ、マジおもしろい。
 
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ハナダイ、ヒラメ、ホウボウのお刺身。
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アイナメと刺身で出たアラはマース煮にしちゃいました。旨し!
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香港

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20数年ぶりに香港に行ってきました。
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以前のように、庶民の活気満ち溢れた、これぞ東南アジアの中心!という雰囲気は無くなっていて、近代的で刺激の少ない街になっていました。
薄汚くて超美味しい屋台は全然無いし、夜の道端に立つおねえさんも少ししかいないし、公共の場所はほとんど禁煙だし、物価は日本より高いし・・・・・・
ちなみにタバコ1箱@800円弱・・・・
 
いつものように陸っぱりで釣りをしてみたけど、釣れたのはこれ一匹
 
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それでも食いもんは昔と変わらず美味かった♪
 
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大潮

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台風一過。
たいてい、台風が通り過ぎた直後ってえのは色々と仕事が増えちゃって土曜も日曜も無くなっちゃう事が多いのだが、今回の肩すかしのような台風。風も吹かなけりゃ雨も降らなかった・・・
そんなわけで、なんの予定も組めなかった週末が急に休みになってしまった。
さて、どうしようかと考えたのだが、潮見表を見てみると、なんと、大潮ではないか!
これならド素人の俺でも少しは釣れるかも?と思い、急遽大洗の昭栄丸という一つテンヤ船に乗り込むことにした。
狙いはもちろんマダイ。
前回はマダイは0匹。外道にアイナメとハナダイ、ホウボウを各1匹づつという散々な結果だったので、やる気満々で乗り込んだわけなのだが、結果はというと、なんと爆釣だった。あまりにも良く釣れたので、写真は下の一枚だけしか撮らなかった。
 
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ふつう、一つテンヤでは冷凍エビをエサにするのだが、今回乗り込んだ昭栄丸は生きたエビが支給されるのだ。しかもけっこうでっかいエビ。
 
天気は薄曇り。海はべた凪。風は無し。しかも大潮。絶好の釣り日和だった。
 
ポイント到着後「ハイやって良いよ~。棚は15mから18m~」と船長のアナウンス。
エビの尻尾を噛みち切り3号のテンヤに刺す。
10mまではフリーフォール。そこから下はゆっくり探りながら落としていくと、不自然にラインが弛んだ。一等目から超微妙なアタリをとらえることができた。んで、思いっきりバカアワセをくれてやると、ガツン!
がっちり針掛かりした感じ。すぐにゴンゴンゴンという強い引き込み。
1kgちょうどに合せたドラグがツツーっと出て行くが、それほど大物じゃない感じ。強引にリールを巻き上げると、上がってきたのは1キロほどのハナダイだった。本命の真鯛ではなかったが嬉しい一匹だった。
 
前回も書いたが、一つテンヤ釣りは本当に面白い。小っちゃいおもりで、渓流のヤマメのような小っちゃいアタリを感じながら、馬鹿みたいな大アワセで掛ける。その後の刺激的なやり取りはまさに魚の大様って感じで、実にスリリングなのだ。
 
その後も順調に釣果は伸びて行って、最終的には36匹だった。
クーラーが満タンになったのも初めて。
マダイ1割、ハナダイ9割。サイズは25㎝から38㎝。期待の超大物は無しという結果だったが、漸く海で良い釣りができた。
ちなみに料理しちゃうとマダイとハナダイの違いは判らない。どっちも超美味しいのだ。
 
俺の家族だけでは、とても食いきれない量が釣れたので、帰宅後、近所と友人知人におすそ分けで配って歩いたのだが、やはりタイという魚は高級ブランドらしく、もらった人の反応が一味違っていて、みんな大喜びで貰ってくれた。
どの家もイワシとかアジとかをおすそ分けした時と明らかに喜び方が違うのだ。
うちの家内も、メバルとかアジの時は「生臭い~」なんて言ってたのに、今回は嬉しそうに笑いながらマダイのカルパッチョなど作っていた・・・・
 
やはり、どうせ釣るならタイとかヒラメとかの高級魚だな。船代も同じだし・・・・
 
<一つテンヤ愛好者へ昭栄丸の情報>
昭栄丸の船長はタイへのこだわりが強いらしく、タイのポイント以外は流さない。なので、外道のヒラメ、ソイ、アイナメなどは誰も釣れていない。
ネットのHPなどで積極的に船のアピールをしていないが大人気を維持できる実力船のようだ。今回も満員だった。
棚は底ベタよりも中層の鯛を狙う事が多く、テンヤは3号と4号しか使わなかった。
水深40mでも20m前後を釣らせる事が多かった。
中乗りはいなかった。
釣り座は早いもの勝ちなので、集合時間ギリギリだと選択の自由は無い。
エサは良いサイズの生きエビ。今回は40匹近く貰った。
無くなると死んだエビが支給される。(明らかに釣果は落ちる。)
氷は下船後の配給なので、これからの時期は氷持参が良いかも。
 
 

微妙な天気予報

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盆前でクソ忙しい仕事はキリが付いたのだが・・・・
お盆休みを含め、休日のたびに微妙な天気予報が出ていて、なんだか積極的に山や沢に行こうという気になれないでいる。
この週末も、またしても微妙な予報だったのだが、単独日帰り予定で近所の沢に行くことにした。
現場到着が10時と遅くなってしまった事もあり、なんとなくテンションが上がらなかったのだが、一応入渓してみた。
が、しかし・・・小一時間ほど遡行したところで、ピカッ!ゴロゴロ~・・・・
昼前だというのに雷鳴が聞こえてきやがった。
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TVでも盛んに豪雨の報道がなされているが、うちの方でも、このところの雨の降り方は尋常じゃない。
今いる場所はゴルジュの中。急に増水されたら、たまったもんじゃない。
という事で逃げるように退却となった。
 
で、そんなわけで、当然ながら、欲求不満が治まらない。
帰宅して、「さてどうしようか・・」と考えていると、「釣りでも行ってくればあ?」と家内が言う。
 
という事で、またしても翌日の釣り舟を予約してしまった。
 
んで、こっちは期待を裏切らず楽しませてくれた♪
 
予算1万円での収穫。1kg前後の型揃いを16匹。
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もちろん夕飯は鯛ずくし。
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お刺身は湯引きにしてみた。旨し!
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これは鯛の白子。トロ~ンとしてて激ウマ。
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こっちは卵の甘辛煮。
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それにしても、このブログ・・・
すっかり本格的釣りブログだな。
 
そろそろ山に行かねば・・・・・・
 

白毛門沢

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本格的登山隊などと銘打っておきながら、最近ぜんぜん山登りをしていなかった。
最後の山登りは残雪の富士山が最後。
かれこれ3ヶ月前の事である。
そんなわけで、体はなまりになまりきっていて、メタボ腹はぶよんぶよんな状態であった。
これではいかん!と思ってはいたのだが、週末のたびに微妙な天気予報が続き、ついつい釣りなんぞにうつつをぬかしてしまう事が続いていたのだ。
んで、今回も微妙な天気予報だったのだが、ま、半日勝負の白毛門沢くらいなら降られてもどうって事はないので行くことにしたのだ。
7時に現地着。予想はしていたが霧雨が降っていた。
まあ、予報通りなんで驚くことはないのだが、やはりテンションは下げ下げであった。
下げ下げテンションながらいちおう登り始める。
俺の他にも団体さんの4パーティーほどが登っていたが、みなきちんとヘルメットを被りハーネス締めて大量のガチャをぶら下げて登っていた。
俺はというと、完全なる丸腰。だって危険箇所なんて無いんだもの・・・
 
いちおうすべての先行Pを追い抜いてガシガシ登ったのだが、やはりひどい運動不足だったので体が重い。
というか物理的に重くなっているので当然なのである。
それでも久しぶりの沢登りなので気持ちが高揚していて実にいい気分であった。
特に源頭近くのスラブ登攀は非常に楽しく感じた。
簡単な登攀が意外と長く続くので気持ちがいいところだ。
 
遡行開始からちょうど4時間。11時に頂上に達した。
ガイド本の遡行時間より30分速いタイムで登れたが、足はヨレヨレになっていて下りの登山道はえらくしんどかった。
 
冬に向けて少し真面目に山足を付けねば・・・・
 
鼻毛の滝 やや水量多めだけど全然問題なし。
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核心部の滝 名前はわすれちゃった。右岸から巻きました。
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途中で見つけたキノコ これ食えるんだよ。
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ほたか

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久しぶりに山登りに行ってきた。
行先はほたか。ほたかと言っても穂高じゃなくて武尊。
俺んちから登山口まで、片道1時間半で行けちゃう地元の山のなのだ。
6時30分に川場野営場という所から登って、12時30分には下山できちゃうという、まあ半日勝負のお手軽山登りなんだけど、それなりに景色も良いし、コース途中にはちょっとした鎖場なんかもあってそこそこ楽しめるのである。
 
今回みたいに素直に全線登山道を歩くという山登りはえらい久しぶりだったのだが、ちょっと驚いたことが色々あったので報告しておこう。
 
驚いた事その1
ヘルメットを持ってる人が沢山いた。
先日の御嶽の影響なのかしれないが、どう見ても普通のハイカーの人たちが真新しいヘルメットをザックに取り付けて歩いていた。
俺の知る限り、この山に落石や滑落などの危険個所は無いんだけどね。
 
驚いた事その2
登山客の大半は女性を同伴していた。しかも20代とおぼしき若いやつが意外と多かった。
 
驚いた事その3
例のこっ恥ずかしいヘベTを着て行ったのだが、二人の人から声を掛けられた。
そのうちの一人は関西から来られた女性で、「あら!そのTシャツ・・・・・・。カッキーさんとかモトPさんとかとお仲間でHP書いてらっしゃる人ですよね?云々・・・」という感じで、まあ、俺の仲間たちの事まで良~く知っていたのにはビックリ!
俺とかカッキーのブログなんて、身内以外が読んでも、ちっとも面白くないだろうから、おそらくケモのファンなんだろうな。
死してもなお登山者たちに影響を与えているケモ・・・けっこう凄いやつだ。
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黒部 平の小屋

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毎年恒例の黒部湖畔は平の小屋の冬支度のお手伝いに行って来ました。
いちおう労度奉仕が本来の目的ですが、労働が終わってからの山仲間との楽しい宴会がお楽しみなのです。
 
そんなわけで、こんなにビールを背負わされてもニコニコ♪
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夜の宴会では得意のバイオリンを披露しました。奥のピンボケが知る人ぞ知る佐伯名人です。
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みやげにもらった黒部鱒。
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本当のことを言うと、この黒部の色鮮やかなカットスロートと呼ばれている虹鱒は独特の臭みがあってあまり美味しくないはずなんですけど、きちんと絞めて、きちんと冷やして持ち帰って、帰宅後きちんと処理して冷蔵庫で一晩寝かせてから塩焼きにしたのですが・・・・
ビックリするほど美味しいです。新発見でした。
 
※誤解の無いように補足しておきますが、このお魚は禁猟期前に捕獲されて生簀的専用池で管理されていた合法な正規品です。
 
参加されたみなさん。お疲れ様で御座いました。

海から海へ

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2014/11/24~24
太平洋から日本海までチャリツーリング
メンバー:カッキー、ハイジ、へべれけ
 
久しぶりにチャリツーリング。
今回の企画はカッキーによるもので、太平洋から日本海まで、日本のいちばんブッ太い所をチャリンコで走り抜けようという物。
そういう企画なら、「せっかくなので太平洋の水を汲んで行って日本海に注ぎ込んでやろうじゃないの。」というささやかではあるが、いちおうの目的を盛り込んだのである。
まあ、非常にバカバカしいし、どうでも良い目的ではあるのだが、こんな目的でも、有ると無いでは大違いで、目的があるだけで単なるチャリツーリングでは無くなり、なんとなく男心をくすぐるというか・・・ロマンというか・・・まあ、なんとなく良い気分なのであ~る。
さて、この企画、全走行距離は400kmを超えるロングツーリングで、一日で走るのは我々グダグダ中高年にはとても無理な話なのである。なので11月の3連休を利用して3日間かけて走ったのだが、予定は↓である。

22日:横浜~群馬県の桐生市(俺んち泊) 約190キロ
23日:桐生~長野(公園泊)  約160キロ
24日:長野~直江津 約80キロ(帰路は電車で輪行)

で、実を言うと、全線をきちんと走ったのはカッキーだけである。
初日の目的地が俺んちなのに、わざわざ横浜まで行くバカはいない。
ハイジはこの日、地元自治会の防災訓練に参加してから輪行で俺んちまで来る予定。
というわけで、俺とハイジは途中参加なのである。
 
11月22日(土)
そんなわけで、初日の22日はカッキーの一人旅である。
カッキー、わざわざ海の水を汲むために葛西臨海公園まで遠回りしてきたそうな・・・
夕方カッキー到着。今日は宴会じゃないので、あえて日本酒をメニューから外した。いつも日本酒の飲み過ぎで酷い事になるパターンが多いからね。
近所の魚屋で買ってきた刺身をつまみにウイスキーを飲みながらハイジの到着を待つ。
8時半ごろハイジ到着。ラーメン食ってから到着予定のハイジ・・・すでに飲んでるらしくハイテンションだ。
というわけで、なし崩し的に大騒ぎの宴会に突入し、サントリー角瓶のフルボトルは、あっという間にからっぽ。正月用にとっておいたシーバスリーガルを半分以上飲まれてしまう。
せっかく日本酒外したのに・・・いつも通りの展開だった・・・
 
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11月23日(日)
予定より1時間ほど遅れて6時ごろ起床する。
もちろん全員が二日酔いである。猛烈な吐き気と頭痛に耐えながら出発準備を行い、6時40分に出発。
 
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ふらふらしながら国道50号を西へ進む。
前橋・高崎を通過し、粘り気のある悪い汗をかきながら国道18号をひたすら進む。登り勾配がきつくなる松井田あたりでゲロを吐きつつも横川着が11時ごろであった。ここまでで約65km。二日酔いにしては上出来上出来♪
鉄道博物館と碓井の関所跡など見学して、いよいよ本日の核心部、碓氷峠の登りにかかる。
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この峠、一般的な自転車乗りの人に言わせると「初心者向けで楽な登り・・」なのだそうだが、ま~あ、えらい事えらい事・・・。50過ぎのメタボ腹中高年にはキツイです。しかも二日酔い。おまけに寝袋やツエルト等の幕営装備を背負っているのだ。
ひ~ひ~言いながら、約2時間かけてようやく軽井沢着。カッキーは40分以上待っていたそうだが、俺とハイジとの差は5分だったそうだ。
この時点で13時40分。
 
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ここでやっと大休憩。前回と同じ蕎麦屋で昼飯を食らう。
14時30分頃 軽井沢出発
碓井峠という核心は抜けたものの、残りの距離はまだ80km以上残っていた。時間的にヘッデン行動は確実なので気が滅入る。
小諸まではダウンヒルが続くのでビュンビュンぶっ飛ばす。最高速度は70kmに達し非常に気持ちがいいのだが、気温が低く恐ろしく寒い。おそらく5℃以下なんじゃないかな。たまらずレインウエアなど着込む。
上田を過ぎたあたりで予想通り暗くなってしまった。このあたりからハイジが失速し、遅れがちになる。はぐれると面倒なのでハイジを先頭に送る。
時速25kmほどだったアベレージは20km前後に落ちる。
「ケツが痛てえ・・・寒い・・・腹減った・・・」などという愚痴が頻繁に出始める。
他の二人はわからないが、俺のケツは極限状態の痛さであった。
ロードレーサーのサドルは三角木馬のごとく凶悪な小ささで、突き刺さるように俺のケツの肉に食い込んでいた。コンビニで小休止の時にケツの穴と臀部全体にボラギノールを塗りたくり、ロキソニンを2錠ほど飲んでみたが焼け石に水。ちっとも効かないのであった。
しかたがないので半ケツずらして漕いでみたり、立ち漕ぎで凌ごうと思ったのだが、そうすると今度は終了間際の太腿の筋肉が攣りそうになるのだ。
上田から失速してしまったハイジはというと、ず~っと無口。あの騒がしい男がず~っと無口なのだ。おそらく相当に嫌になっていたんじゃないだろうか。
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まあ、そんなわけで、日が暮れてからの2時間は修行のような2時間であった。
そんな修行のようなサイクリングも、漕いでさえいればいつかは終わる。
突然、前方の夜空に閃光が走り爆弾が落ちたような轟音が鳴り響いた。何事だと思いつつさらに進むと、今度は目の前の夜空に、見事な大きな花火が舞い上がったのだった。
それは、長野市の花火大会であった。
まるで俺たちの長野到着を歓迎するセレモニーのようで一瞬だけテンションが上がったのだが、この街に俺たちの宿屋は無いのだ・・・・
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50過ぎの働くオッサン3人なので、金が無くて野宿というわけではないのだが、ちょっとした連絡ミスで宿の手配をしなかったのである。出発直前にあわてて宿屋を探したのだが、3連休という事で、どこも満室。そんなわけで学生のころと全然変わらない野宿スタイルのツーリングになってしまったのである。
今夜のビバーク予定地点は、あらかじめ目星をつけてあった長野球場である。そこは陸上競技場や運動公園も併設されている大きな施設なので公衆便所や水道もあるであろう、快適な無断キャンプ地だろうと予想された。
19時を少し回ったころ、漸く長野球場に到着した。はたしてそこは予想通り、超~快適なビバーク地であった。気温は摂氏5度といったところだろうか。暖かくて安眠できそうだ。
近所のラーメン屋で到着の祝杯をあげ、3人それぞれが持参のツエルトを張り、本日の行動は終了となった。
(※3人とも普通に雪山で野宿できる装備と経験を持っています。真似をすると寒くてえらい目にあいますよ~)
 
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11月24日(月)
夕べは疲労に加え前日の寝不足もあったので9時過ぎには全員が寝てしまった。なので夜が明けない4時頃に普通に全員起床となった。
目が覚めてしまったからには行動を開始しないと寒くてしょうがないのだが、暗いうちから走るのもイヤである。しかたがないので付近のファミレスにでも入って飯を食いながら夜明けを待とうという事になった。幸い、すぐ近くにマックを発見。むさくるしいオッサン3人してオシャレな朝マックとなった。
ケツのダメージが深刻なので、マックのトイレでボラギノールをしこたま塗りたくり、夜明けの6時に出発となった。
外気温はおおむね0℃。寒くて仕方がないのでダウンを着たまま走り始める。
本日の核心は県境を越える妙高までのダラダラ登り。標高差は350mほどなのだが、アップダウンがうんざりするほど続くので累積標高差にすると5割増ってところだろうか。
 
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ダラダラ登りなので大したことは無いのだが、昨日から蓄積されているケツの痛みで力が入らない。ぜ~は~ぜ~は~言いながらも9時30分 、県境を超えて新潟県妙高市に入った。これで今回の登りは終了~。あとは日本海まで国道18号をビュンビュン下るだけ。
道はよく整備されていて広くて走りやすい。トップギアにあげてブッ飛ばす事、約1時間、上越に達した。
 
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本来ならこれで、このツーリングも終了なのだが、カッキーのプランには最後のおまけがついていたのだ。
何でもカッキー、本名が柿崎というのだが、由緒正しい上杉謙信の家臣の末裔だそうな。なので、何としてもご先祖様に御挨拶をしたいらしい。そんなわけで無理矢理に春日山城址の見物に付き合わされてしまったのだ。
ちなみにハイジは敵対していた武田信玄系らしいし、俺の先祖はどちらとも関係ないので、春日山城址なんぞ、どうでも良いんだけどね・・・
んで、この春日山・・・自転車では乗って走れないほどの急勾配の坂を登らされる。もちろん俺もハイジも押して登ったのだが、とんでもないアルバイトとなってしまったのである。
舗装道路が終わるとそこから先は未舗装の林道。しばらく進むと途中からは登山道みたいな遊歩道。なぜかそんな所を自転車担いで登らされるのであ~る。
このアホらしいアルバイトに往復2時間半を要したのだった。もうヘトヘト・・・
 
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さてさて、最後の観光も済ませたので、この旅の本来の目的だった太平洋で汲んできた水を日本海にそそぎに行く。
場所は直江津駅にほど近い関川河口に決めた。
現地に行ってみると、なんとなくどんよりした空と、青というよりドブ色に近い隠隠滅滅な雰囲気が漂う日本海が広がっていた。地元の釣り師が2名ほど寒そうに釣りをしていた。
 
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冬の日本海特有の暗~い雰囲気の中、厳かに儀式は執り行われた。
重いのがイヤで目薬くらいのボトルに入れてきた極少量の水をちょぼちょぼちょぼって感じで濁ったドブ色の海に注ぎ込んだ。
ほぼ無言のまま3人で握手をして旅の終わりを締めくくったのであった。
 
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直江津駅に向かい帰りの切符を買う。予想通り超特急の指定席など買えるわけもなく全線自由席の切符を買った。
近所のすし屋で昼飯を食い、自転車を輪行袋に突っ込む。
到着した特急はすし詰め状態。身動きすらできない状態で帰路についた。
 
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おしまい

ヒラメが釣りたい5

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ロマ~ンの~かけらが欲しいのさ~♪
そう、男だったら、いつでもロマンを追い求めている物なのだ。
 
で、今回のロマンはこいつ↓
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61cmのヒラメ。50㎝のマゴチが小さく見えるでしょ。
そーなんです。やっと釣れたんです。大物ヒラメが。
 
実は11月に鹿島沖で会社の釣り大会があって、その時にちっこいヒラメ(最大50㎝)を9枚釣りあげて、俺が竿頭。だったんだけど、なぜか全然感動できず、ブログにアップする気にもなれなかった。
 
なぜかって?
 
会社の釣り大会だからして、俺以外は全員がド素人。ヒラメどころか船釣り自体やったことない人ばっかりなので竿頭は当然の結果。
それに、せっかく船に乗ったのに、ちっちぇえヒラメじゃしょーがねえじゃん。
 
という事で、大物ヒラメで有名な大洗沖が解禁になるのを待っていたのです。
ただし、大洗沖のヒラメは数は出ない。とにかく一発大物狙いという事なので坊主の可能性も充分ありうるのである。
どうよ?ロマンを感じるでしょ~
 
そんなわけで、大物ねらいの仕掛けを仕込んで行ってきました~
 
時は先週、12月7日(日)
 
竿はダイワの6:4調子の汎用ロッド。
リールはシマノの安物(1万円くらい)
ラインはPE4号を200m巻いて
ハリスはフロロの6号1mにチヌ8号の針をつけて6号の孫針も付けた。
アグレッシブに誘いまくるつもりだったので、捨て糸は短めの30㎝にした。
 
乗り込んだのは那珂湊のかもめ丸っていう、何度か一つテンヤでお世話になった船。
船は満員で24人くらい乗ってた。
 
現場に到着して一流し目。全員が一斉に仕掛けを下す。
潮は流れていないので錘は60号。
で、待つこと数分で待望のアタリ!
コンコン・・・ゴツゴツゴツ・・・
心臓が高鳴り一気にアワセをくれてやりたい衝動に駆られるが、ここでアワセるとすっぽ抜けるのだ。
「ヒラメ40、ヒラメ40」と唱えながら大きな引き込みを待ったのだが、なぜかアタリが無くなってしまった。
と思ったら、隣の奴の竿がゴンゴンゴンゴンゴンゴン、そしてギュ~ンっと一気に引き込まれた。
すると隣の奴、「ごめんね~。こっちに来ちゃったみたい~」と言いながら良型のヒラメを釣り上げたのだった。
 
こっちのエサをさんざん弄んだあげく、急に隣のエサに浮気して、そっちに釣られてしまうというのはヒラメ釣りには良くあることらしいが、ま~あ、これは悔しい。しかし、これにもロマンを感じるねえ。
 
で、その後・・・・なぜか俺だけ全然当たりなし。
となりの奴は2枚追加して3枚も釣ってるのに・・・・
反対側の奴もヒラメ1枚とマトウダイ1枚釣ってる・・・
 
で、釣れない時は一か八かの勝負!
ハリスを4号に変更した。
細いハリスにすることで、餌のイワシの泳ぎは良くなるし、体力も長持ちするはずである。
なので当然ながらアタリは増えるはず。
しかし、大物が掛かっちゃうとギリギリの太さのはず。ドラグ性能の良い高級リールならともかく、俺のリールは1万円の安物。おそらくこの舟でこれ以上安いリールを使っている奴はいないんじゃないかな?
 
そんなわけで、マジで一か八かの勝負に出たのだ。
念の為、1.5㎏設定にしておいたドラグをちょっと弛めて仕掛けを投入する。餌のイワシが弱らないようにサミングしながらゆっくりとおろして行く。
オモリ着底。
すぐに1mほど棚を切る。そして、そのまま1分ほどキープ。
イワシは元気に泳いでいるようでピクピクピクと振動が伝わってくる。
と、先ほどよりイワシの振動が強くなった。
「ひょっとして、ヒラメに狙われて逃げ回っている?」
しかし、一向にアタリは無い。
しからば、ちょっと誘ってみるか。ということで、竿一杯に持ち上げて、ゆっくりとおろしてみた。
で、もとの棚まで戻したとたん、ギュ~ンといきなり竿が引き込まれたのだ。
前アタリ無しのイキナリの食い込みだった。ヒラメ40じゃなくてヒラメ0秒だった。
俺は反射的に竿を起こした。針はがっちり掛かったようだ。
テンションが抜けないように慎重にリールを巻く。しかし、先ほど弛めてしまったドラグが緩すぎたのか、巻いても巻いても魚が上がってこない。竿は弓なり。
となりの奴が「今の食い方は大物だと思うよ~。頑張って~。」と応援してくれていた。
巻いても巻いても上がってこないのでドラグをちょっと絞めようとしていると、いつの間にかタモ網を持って背後に来ていた中乗りに、「ドラグはそのままー!」と怒鳴られる。
俺は初心者。素直にアドバイスを受け入れリールを巻き続ける。
「ゆっくりゆっくり~」中乗りのアドバイスが続く。
ヒラメも疲れてきたのか、徐々に引きが弱くなり、最後は重さだけが伝わってきた。
こうなればこっちの物。巻いた分だけ確実に魚は上がってきていた。
漸く姿を見せたそいつは、ま~あ、念願の大きなヒラメだった。
中乗りが慣れた手つきでタモにおさめる。
そして、「こーいう良いサイズのを釣ってもらいたくてこのポイントに来てるんだよ。おめでとー!やっと釣れたね~。」と言った。
どうやらこの中乗り、俺が今まで全然釣ってないのを解かっていたらしい。
それに、釣れたサイズはそこそこの良いサイズって程度で、大物って程でも無いらしい。
 
でも俺は非常に良い気分であった。俺的には充分に大物。俺の周りではこれ以上の大物はだれも釣れていなかったし。
足元の桶に釣れたヒラメを放り込むと、入りきらない尻尾が桶から飛び出していて、誇らしげにヒラヒラと揺れていた。
その後も足元の桶のヒラメを可愛がりつつ次の一匹を狙ったが、掛かったのは50㎝のマゴチ1匹だけで、ついにヒラメはこの1匹だけで沖上がりとなった。
 
それにしても良い気分だ~
ロマンだね~
卸したヒラメ。全部食うのに1週間を要した。美味でした。
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